■行為中の公共放送
■行為中の公共放送
愛を営んでいる最中に、喘ぎ声対策として公共放送をつけている。民放だとぎゃあぎゃあとうるさいためだ。
何度目かの行為中から、彼が特に気象情報やニュースになるとテレビをチラチラ見ていることに気がついた。
指摘すると、ニュースについては「アナウンサーはこんなに真面目に原稿を読み上げて、真面目に社会が回っている。対して自分はこんなエロいことをしている。この状況とのギャップに興奮する」といったことを述べていた。それを聞いたら納得して、ニュースをチラ見する彼を見て私も興奮するようになった。
「そういえば、気象情報のときは明らかに自分の地域のときに見るよね」と指摘すると、「だって気になっちゃうんだよ、というか俺って根っからのテレビ好きなんだよ」と言っていた。笑ってしまった。また気象情報が流れる時間にしたいなあと思う。
集金人「……聞こえる」